2024年06月24日

大分「家屋解体!どうしたら?」新書:業者選び、費用、産廃処理、残置物

大分「家屋の解体!どうしたら?」新書:業者選び、費用、産廃処理、残置物

コンクリートくずや陶磁器くずの処理方法とは?

大分で解体業者を選ぶ際、何を基準に選べば良いのでしょうか?一口に「家屋解体」といっても、一般生活では馴染みのない業界です。何からアクションを起こせばいいかわかりません。本記事では、解体業者を選ぶ際に注目すべきポイントを「解体費用」「産廃処理」「残置物」の3つの観点から解説します。また解体には、多くの費用がかかります。解体費解体時に出る産業廃棄物の収集運搬及び処理費残置物(粗大ごみ)の処理費などです。解体を検討している方の、少しでも参考になればと思います。

               目次

                         1.解体業者選びの費用
                               1-1解体費用の内訳
                               1-2費用を抑えるためのポイント
                         2.産業廃棄物(産廃)の処理
                                2-1 産廃処理の基本
                                2-2 信頼できる業者の選び方
                                2-3 アスベスト事前調査
                         3.残置物の処理
                               3-1残置物とは?
                               3-2 残置物処理の注意点
                               3-3 おすすめの解体&残置物(粗大ごみ)処理業者

1.解体業者選びの費用

解体業者を選ぶ際、最も重要な要素の一つが費用です。解体費用は項目が複合的なため変動します。まずはその複合的な項目を理解することが大切です。一般的に解体費用は、解体そのものにかかる費用解体時に発生する産廃の収集運搬費用産廃の処分費用諸経費が含まれています。

1-1 解体費用の内訳

解体費用は以下のような項目で構成されています。

①建物の構造

木造、鉄骨造、RC造(鉄筋コンクリート造)など、建物の構造によって解体難易度が変わります。解体難易度が高い=労力がかかる=人件費がかかる、つまり経費高ということになります。

②建物の規模

延べ床面積や階数に応じて費用が増減します。

③立地条件

解体作業のしやすさによって費用が変動します。例えば「周囲の建物との距離が近い」「車通りの多い道路沿い」などの状況は、講ずる対応(経費がかかる)が増えるため、費用へ影響します。

④廃棄物収集運搬費用

解体時に発生する産業廃棄物を、予め決められた処分先へ運搬する際にかかる費用です。

⑤産業廃棄物処分費用

運搬した産業廃棄物を適正に処分します。産業廃棄物の種類や量によって費用が異なります。

⑥諸経費

行政への申請手続き費用、保険料、足場、重機運搬費、アスベスト事前調査費その他の雑費なども考慮する必要があります。

1-2 費用を抑えるための3つのポイント

解体費用を抑えるためには以下3つのポイントが役立ちます。

①複数の業者に見積もりを依頼

最低でも3社以上の見積もりを取り、比較検討することが重要です。

②事前に残置物(粗大ごみ)を処分

場合によっては、残置物(粗大ごみ)を事前に処分してください。そうすることで解体業者の手間を減らし、費用を抑えることができます。使えるものは売ったりあげたりすることで、費用を抑える工夫です。

③粗大ごみ業者へ解体を依頼する

残置物(粗大ごみ)の処分の際、解体ができるか聞いてみましょう。そうすることで抱き合わせの提案ができ、費用を抑えることができます。

2.産業廃棄物(産廃)の処理

解体作業では大量の産業廃棄物が発生します。これらを適切に処理することが必要です。また種類によってはリサイクルできるものもあります。環境保護の観点からも非常に重要です。

2-1 産廃処理の基本

産業廃棄物とは、解体時に発生するコンクリート破片、木くず、金属くず、瓦、畳、石膏ボード、廃プラなどのさまざまな産業廃棄物を指します。これらは適切な処理が求められ、法律に基づいて管理されます。主な処理方法は以下の通りです。また、2023年10月1日より「石綿(アスベスト)含有建材調査者」による調査報告の義務化となっています。この事前調査は、有資格者のみが行うことができます。

①分別収集

解体時に出る産業廃棄物を、解体業者と収集運搬業者が種類ごとに分けて収集します。混合廃棄物のケースもありますが、その場合は収集運搬費、処分費が高くなります。

②リサイクル

再利用可能な資材はリサイクルされます。今の時代、分別ができていれば大半はリサイクルできます。

③適正処分

リサイクルできないものは適正に処分されます。ここでいう適正処分とは、安定型埋立処分、管理型埋立処分、焼却処分のことを指します。

2-2 信頼できる業者の選び方

産廃処理(収集運搬、処分)の信頼性は業者選びに大きく依存します。選ぶ際のポイントは4つです。

①許可証の確認

産業廃棄物収集運搬業の許可産業廃棄物処分業の許可を持っているか確認しましょう。

②契約書の確認

解体が始まるまでに、解体契約書や注文書などを確認しておきましょう。そうすることでトラブルを事前に回避できます。

③実績と評判

過去の実績や他の顧客からの評判をチェックします。実際の利用者の声やホームページなどで確認しましょう。

④処理方法の透明性

処理方法や処分先を明確に説明できる業者を選びましょう。産廃を扱う際はマニュフェストが必要です。確認しておくといいでしょう。

信頼できる産業廃棄物業者とは

2-3 石綿(アスベスト)事前調査

2023年10月1日より「石綿(アスベスト)含有建材調査者」による調査報告が義務化となっております。この事前調査は、有資格者のみが行うことができます。詳しくは環境省のホームページをご確認ください。https://www.env.go.jp/press/110648.html

3.残置物(粗大ごみ)の処理

解体時に発生する残置物の処理も重要なポイントです。残置物の処理は基本的に解体費用とは別で費用請求されます。

3-1 残置物とは?

残置物とは、解体する建物の内部に残されている家具や家電、ゴミなどを指します。解体時に出される産廃の処理責任は、発注者から請け負った解体業者にあります。しかし残置物の処理責任は、該当する建物の所有者にあります。そのため、解体費用には含まれません。

3-2 残置物処理の注意点

残置物処理をスムーズに行うための注意点は以下3つです。

①事前の整理

解体前に残置物を整理し、不要なものを事前に処分(粗大ごみ業者へ依頼、自身で売る、あげるなど)することで、解体業者の作業がスムーズに遂行できます。

②業者の確認

解体業者が残置物の処理をどのように行うかを事前に確認しましょう。見積もり項目にどのように含まれているかどうかを確認します。また残置物処理は一般廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。許可をもっている業者かも確認しましょう。

③専門業者の利用

大量の残置物がある場合は、専門の残置物処理業者に依頼することも検討しましょう。プロに任せることで、迅速かつ適切に処理が行われます。

3-3 おすすめの解体&残置物(粗大ごみ)処理業者

大分県を中心に産業廃棄物収集運搬、産業廃棄物処分(中間処理:廃プラ、木くず、鉄くず、ガラスくず、金属くず、紙くず)を行なっている会社です。その他に一般廃棄物収集運搬、粗大ごみの回収、資源ごみ(本、段ボール、缶、ペットボトル、新聞、雑誌)の買取も行なっています。新生クリーンサービスは、創業から30年。これまで述べ30,000世帯以上の個人のお客様、7,300社の企業様とお取引を行なってきました。実績と信頼は充分の会社といえます。お問い合わせをしてみてもらえればと思います。